フェムトセカンドレーザー白内障手術
現在の白内障手術では「手を用いたマニュアル手術」だけでなく「レーザーを用いたハイブリッドデジタル手術」が可能な時代になりました。レーザーテクノロジーの進歩が、1万件の手術経験を持つ医師よりも正確でばらつきの少ない治療を実現します。
難しい白内障手術の場合でも、安全性と正確性を兼ね備えたフェムトセカンドレーザー白内障手術を当院では2017年7月に導入しました。特に多焦点眼内レンズをお考えの方は、レンズの特性を最大限に引き出すためにレーザー白内障手術をご検討ください。
レーザー白内障手術説明ビデオ(5分)
当院でのレーザー白内障手術の手順
① 吸引リングを眼球にそっとのせて固定します。
② 1本のA scanレーザーが角膜・水晶から複数のデータを実測します。
③ 1万本のA scanレーザーを広範囲に照射して眼球の3次元立体構造を解析します。
④ フルボリュームOCT機能が個人の眼の構造を再構築します。
⑤ 個別の眼球構造に基づいた手術計画を立案します。
⑥ 水晶体カプセルの中心に正確な円形の穴をレーザーで開けます。
⑦ 水晶体中心にある核をレーザーで小さく細断して吸引しやすくします。
⑧ レーザーで角膜乱視矯正や創口を作成することができます。
⑨ 後半は医師の手によるマニュアル手術です。レーザー処理された水晶体は穏やかな超音波発振だけで吸引除去することができます。
⑩ 正確で再現性の高いレーザー手術では眼内レンズの中心固定が理想的になり、レンズの偏位が小さくなると期待できます。
レーザー白内障手術とマニュアル手術の比較ビデオ
レーザーを用いた白内障手術
レーザー白内障手術に関する説明ビデオ(約20分)
レーザー白内障手術のメリットなどに関して、当院医師が眼科医向けに日本眼科手術学会で講演した内容です。レーザー白内障手術についてより深く理解したい方はご覧になってください。ただし手術画像なども映し出されますので、ご気分がすぐれなくなるような場合は視聴を中止するなど注意してください。
当院フェムトセカンドレーザー白内障手術装置の特徴
ジョンソン&ジョンソン社製カタリス(CATALYS)
フルボリューム3Dイメージングとインテグラルガイダンス テクノロジーにより、解像度の高い眼球画像データを活用します。
難しい白内障手術の場合でも、より安全で正確かつ再現性の高いレーザー手術を行うことができます。